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2024/07/12
「ニッチ」で空間にアクセントを
こんにちは
スタッフのふくた(一級建築士)です。
先日、静岡県立美術館で開催されていた
テオ・ヤンセン展にすべりこみで行ってきました!
風の力を受けて歩行する「ストランドビースト」の世界に、すっかり魅了されました。
小学生の次男にミニビーストの工作キットをねだられ、
二体分、お持ち帰りすることとなったのですが...
ゲーム少年がいつになくクラフトに夢中になる姿に、よい投資だったと、遠くから眺めております ^^
さて、今日は今までの設計・施工事例の中から、
「ニッチ」の素敵な事例をご紹介します。
豊田市K様邸
「ニッチ」とは、
壁面の一部をくぼませてつくったスペースのことをいいます。
ニッチ(Niche)の語源は、ラテン語の「nīdus(巣)」だそうで、
元々は鳥や動物が巣を作るための穴や空間を指していました。
「くぼみ」「すきま」「せまい空間」から転じて、
他者が未だ開拓していない領域を「ニッチな市場」と言ったりしますね。
おうちのかたちにくりぬいたニッチが印象的な豊田市のF様邸。
奥の壁紙の色を変えることで、よりアクセントとなり、
スイッチニッチでありながら、飾り棚としても空間に彩りを添えています。
こちらは、ちいさな奥行にスイッチニッチを設けた岡崎市のS様邸。
スイッチパネルやインターフォン、給湯パネルなど、
コントロール基地でありながら、小物も飾れるスペースとなりました。
木綿豆腐をくりぬいたようなマットな仕上がりが素敵です。
S様邸の洗面スペースに設けたタオルニッチです。
くるっと丸めたタオルを縦置きにして、アイアンバーが支えます。
我が家には、
キッチンのコンロ脇にスパイスニッチがあります ^^
どの事例も間柱の間のスペースを有効活用して、
機能スペースや収納スペース、ディスプレイスペースとしています。
実用的かつ、美的な効果を持つデザイン要素として
ぜひ「ニッチ」を採り入れてみてください。
『デザイン』×『住宅性能』×『コスト』
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