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  • 2024/07/05

    こちらのお宅は第3者機関による配筋検査を行いました。

    こんにちは!

    スタッフのたけだ(二級建築士)です

    先週から降り続いた雨がやっと明けました!

    でも喜んでいられない、この猛暑( ノД`)

    日射が肌に刺さりますね

    いたいくらいです

    猛暑の中、工事に勤しむ職人さんたちは本当にすごいと思います

     

    さて、こちらのお宅では配筋検査を行いました

    まるで碁盤の目のように、規則性を持って並べられている細い棒が鉄筋という建築材料です

    地面と1階の間、家の底となる部分である、基礎を作るために配置されます

     

    べた基礎という言葉を聞いたことがありますか?

    べた基礎は家全体を支えるために、地面に広くコンクリートを打つ基礎工法の一つです

     

    コンクリートは強度がありますが、引っ張る力に弱いです

    もし地震や地盤の動きで地面に引っ張り力が加わったときに家全体を支える力がくずれてしまいます

    基礎に鉄筋を組み込むことで、コンクリートの弱点を補い、全体としての強度と耐久性が大幅に向上します

     

    配筋検査とは、鉄筋が設計図通りに配置されているかを確認するための検査です

    外部の検査員さんが目視でひとつひとつ確認します

    鉄筋の本数が少なすぎないか、太さは太すぎないか、配置は正しいか、専門的に正しく取り扱われている

    かなど細やかな何点もの検査項目を通します

     

    もし、不備があった場合は是正を指示され、是正後、再検査が行われますが、

    今回も問題なくクリアしました。

     

    鉄筋は建物の強度を保つための重要なパーツです

     

    この検査を怠ると、建物の耐震性や耐久性が低下する恐れがあります

    確実な工程で全ての検査項目が設計通りに施工されていることを確認します

    鉄筋を囲っている木の塀のようなものは型枠というものです

    鉄筋が配置されたあと、型枠の中にコンクリートが流し込まれます

     

    現場に足を運び工事を確認する作業は、安全性を具体的に高めます

    設計図面と、工事現場を確実にリンクさせることが重要です

    日常的に、設計と工事をつなぐ架け橋となる役割をしていきたいと思います

     

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  • 2024/06/21

    こちらのお宅は地盤改良工事中!

    こんにちは

    スタッフのふくた(一級建築士)です。

     

    本日、6月21日は夏至ですが、

    ようやく東海地方も梅雨入りが発表されたましたね。

     

    平年より15日も遅い梅雨入りだそうです。

    梅雨明けも遅いのでしょうか??

     

    一年でもっとも日が長い日。

    晴れ間がもどってよかったです ^^

     

     

    さて、こちらのお宅は地盤改良工事中です。

     

    地盤調査の結果、

    おうちが建つ一部分の地盤強度が不十分であることがわかり、地盤改良工事を施すことになりました。

     

    予定していた日が大雨だったため、

    翌日に延期されたのですが...

     

    大雨でぬかるんだ敷地。

    表面に安定処理剤をまくことで、あっという間にぬかるみが解消されました。

     

    「柱状改良工法」

    円柱状に地盤を固めた杭を基礎の下に打ち込んで、建物支える地盤改良工法です。

    軟弱地盤の深さが地中2~8mの場合に用いられます。

     

    専用の機械で、

    支持層まで掘削しながら、

    土とセメント系固化材を撹拌して、

    一定間隔で柱が打たれていきます。

     

    打設間隔がせまいので、

    杭と杭の間に生じる土の摩擦力によっても

    建物を支えることができるんですよ。

     

    迅速に施工が可能で、
    発生する騒音や振動が少ないため、よく採用される工法です。

     

    地盤改良には以下のような利点があります。

     

    1. 安全性の向上

    地盤改良により地盤の強度が向上し、建物や構造物の安全性が大幅に向上します。

    地震や地盤沈下のリスクを減少させることができます。

     

    2. 建物の耐久性とメンテナンスコストの削減

    強固な地盤の上に建物を建てることで、建物の耐久性が増し、将来的な修理や補強コストを削減できます。

    地盤が変形しないことで、建物の亀裂や歪みも防げます。

     

    3. 環境への配慮

    地盤改良技術は、環境への影響を最小限に抑えるように設計されています。

    持続可能な方法で地盤を強化することが可能です。

     

    4. 法的要件の遵守

    地域の建築基準や法的規制に合わせて、適切な地盤改良を行うことで、法的なコンプライアンスを確保できます。

     

     

    建て替えだからと過信せず、

    しっかり調査・判断できたことで、大きな安心を得ることができました。

     

    強固な地盤に生まれ変わり、基礎工事へと進みます。

     

     

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  • 2024/06/14

    知っておきたい!家はどんなふうにつくられているの?

    こんにちは!

    スタッフのたけだ(二級建築士)です

     

    そろそろ夏がはじまろうとしています

    ここ一週間ほど、我が家の就寝時はエアコンが必須です

    みなさんのご家庭ではエアコンはつけられていますか?

     

    こういう暑い時期になると、何年か前の2級建築士製図試験を思い出します

    図面を汗でにじませながら、せっせと間取りや寸法を書きこむ練習をしていました

     

    そんな建築士になる前の私が疑問に思っていたことを、今日はお伝えできればなあと思います

    おつきあいただけるとうれしいです!

     

    「家って何でできている?どんなふうにつくられるの?」

     

    建築を勉強する前は、木造だから木を組み立てて作るんでしょ!というくらいに考えていました(-_-;)

    実は家を構成する材料(建材)にはさまざまな種類がありまして

    建設する順番にご紹介していきます。

     

    まずは

    1基礎:鉄筋コンクリート

     

    基礎は家の土台部分で、ここが堅固に作られているおかげで、家が安定します。

    最初に作られる部分ですね!材料はコンクリート+鉄筋が使われます。

    具体的な役割は、家の重さを支える、風や地震への抵抗、沈下を防ぐ、湿気や水の侵入を防ぐなどがあります。

     

    2構造材:木材

     

    構造材は家の骨組みとなる部分です。家の形を支え、耐震性や耐久性を高めます。

    基礎の上に組み立てていきます。

    これは 構造材のヒノキ、スギ、マツなどが使われます。

    (もちろん鉄骨造RC造の選択もあります!)

     

    3屋根材:鋼板 瓦

    屋根材は家の最上部を覆い、雨や風から家を守ります。

    構造(骨組み)を組み立てたあと、屋根が作られます。

    • ガルバリウム鋼板: 金属製の屋根材で、耐久性とメンテナンス性に優れています。
    • : 伝統的な屋根材で、美観と耐久性があります。
    • スレート: 軽量で施工しやすい。

     

    4外装材:サイディング

    外装材は家の外側を覆い、風や雨から家を守ります。

    主に外から見える壁のことですね!

    構造(骨組み)の上に設置していきます。

    • サイディング: 耐久性が高く、メンテナンスが比較的簡単。
    • モルタル: 伝統的な外装材で、独特の風合いがあります。
    • タイル: 美観と耐久性が優れています。
    • ガルバリウム鋼板: 軽量で耐久性が高い金属製の外装材。

     

    5窓・ドア:ガラス アルミ 木材

    ドアは家の出入口や光の取り入れ口です。

    • : アルミサッシ、木製サッシ、複層ガラスなど。
    • ドア: 木製、金属製、ガラス製など。

     

     

    6内装材:フローリング(木材)etc

     

    内装材は家の内側を仕上げ、居住空間の快適性を高めます。

    外側が仕上がると、内装工事にとりかかります。

    注文住宅ではこだわりが出せる部分ですね!

    • フローリング: 木製、合成樹脂製など、さまざまな種類があります。
    • 壁紙(クロス): 多様なデザインと機能を持つ壁仕上げ材。
    • タイル: 浴室やキッチンなど、水回りに多用されます。

     

    7設備:トイレ、ユニットバス、キッチン、エアコンetc

    設備は家の機能性を向上させるためのシステムや装置です。

    これが設置されると、ほぼ家の機能としては完成されます。

    • 給排水設備: 水道管、給湯器、排水管など。
    • 電気設備: 配電盤、照明、コンセントなど。
    • 空調設備: エアコン、換気システムなど。
    • ガス設備: ガス管、ガスコンロ、ガス給湯器など。

     

    どうでしょうか?

    流れがわかると家づくりの全体像を把握しやすくなりませんか?

     

    情報過多社会の現在、家づくりのためのたくさんの情報がはびこっています

    忙しい日常の中、ご自身にとって大事な要素を探すことは骨のおれる作業だと思います

    そんな中、見つけてきてくださったこんな家にしたい!こんな風に暮らしたいという思いを大事にしたい

     

    施工方法や建材はここにご紹介したものはほんの1例で、

    そのほかにたくさんの種類や工程があり、それぞれに特徴やメリットがあります

     

    みなさんのご意見に+し、バランスのとれた提案を提供することが専門家である設計士の務めと思います

     

     

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  • 2024/06/07

    こちらのお宅は地鎮祭を行いました!

    こんにちは スタッフのこんどうです。

     

    あじさいが色づき始める季節になりました。

    我が家のあじさいたちも咲き始めています。

    新入りの「カシワバアジサイ」もしっかり根が付いたみたいで、円すい形の白色の花房がとてもかわいく癒してくれてます。

     

    さて、こちらのお宅では地鎮祭を行いました。

    これから家を建てる敷地の土地の神様に工事の安全と、建った後のその建物が何事もなく過ごせることをご祈願します。

     

     

    神主さんが土地を清め、神様をお迎えし、お供え物を捧げます。

    祝詞をあげ、神様に工事の報告をして家内安全・繫栄を祈願します。

     

     

    四方祓いで土地の四隅と中央にお米・お塩・お酒をまいて清めます。

     

     

    鎮物と御幣は一旦お預かりし、基礎工事の前に家の中心部分に埋め、上棟の時に天井裏に祀っていきます。

    埋めてしまう鎮物や天井裏の御幣を見ることは出来ませんが、これからの工事の安全やクライアントさんの生活を見守ってくださいます。

     

     これから着工となりますが気を引き締めて工事に着手したいと思います。

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  • 2024/05/24

    こちらのお宅は地盤調査を行いました。

    こんにちは

    スタッフのふくた(一級建築士)です。

     

    すっかり日も長くなり、

    夕暮れ時の散歩が心地いい季節になりました。

     

    私の住む町では、

    明日は運動会の小学校が多いようです。

     

    真夏日の予報ですが、

    しっかり暑さ対策をして、

    こどもも大人もよい一日になりますよう^^

     

     

    さて、こちらのお宅は地盤調査を行いました。

     

    建て替えですが、

    これまで建っていたからと過信せず、

    あたらしいお住まいでも安心して暮らせるよう、

    しっかり地盤調査をおこないます。

     

     

    地盤の強度を自動で測る機械です。

    建物の四隅と中央の計5か所で測定します。

     

    測定結果をもとに、

    必要であれば、杭や表層改良(土とセメントを混ぜる)などの地盤改良をおこないます。

     

    クライアントさまのご意向で、移設されたキンカンの木。

     

    ほか数本の樹木も思い出とともに剪定し、

    ひっそりと工事を見守ります。

     

    あたらしいおうちでもまた、

    たわわに実をみのらせ、シンボルツリーとなってくれるでしょう。

     

     

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