日進市 やわらかなモスグリーンに包まれ、ノイズレスに研ぎ澄まされたK様邸

一貫した誠実さに導かれ、これからの暮らしに寄り添う、心地よく整う住まい。
■古い実家を建て替え、これからの暮らしを考える
家づくりを考え始めたきっかけは、もともと住んでいた実家が築50年ほどになり、かなり古くなっていたことでした。
長く暮らしてきた思い入れのある家でしたが、この先も住み続けることを考えると、「建て替えたほうがいいのでは」と思うようになりました。
リフォームという選択肢もありましたが、駐車場の問題などもあり、最終的には建て替えることに。
ただ、家づくりを考え始めたからといって、すぐに建てることができたわけではありません。
現役で働いていた頃に住宅会社から資料を取り寄せたことが最初の一歩。その後、退職し、自分自身の病気を経験したり、父の介護をしたりと、さまざまな出来事がありました。
父を見送ったことをきっかけに、「今度こそ、本格的に家を建て替えよう」と考えるようになったんです。
振り返ってみると、家づくりを考える時間は、これからの人生を考える時間でもありました。
自分が年齢を重ねたとき、どんな暮らしをしていたいのか。
介護を経験したからこそ分かったことや、自分自身が病気を経験したからこそ考えたこと。
「10年後、20年後も、この家で無理なく暮らしていけるだろうか」
そんなことを考えながら、これからの暮らしに必要な住まいを少しずつ形にしていきました。

K様が家づくりの歩みを、思い出に残されたもの。
■ホームページの施工事例、完成見学会を通して感じた家づくりへの想い
長坂篤建築研究所さんを知ったきっかけは、家づくりに関するフリーペーパーか情報誌だったと思います。
そこで名前を知り、ホームページを見たのが始まりでした。
実は、ホームページの施工事例やブログは、本当に穴があくほど見ました(笑)。
素敵な施工事例や、職人さん・お客様の写真がたくさん掲載されていることも印象に残っています。
「お客様がこんなに写っているんだ」と驚きましたし、職人さんたちもみなさん笑顔で写っている。
家づくりに関わる人たちの雰囲気が、写真を通して伝わってきたんです。
資料請求をしたときにいただいたものも印象的でした。
立派な邸宅の写真集と一緒に、手づくり感のある一冊の本が入っていて、それを何度も読み返しました。
豪華な写真集ももちろんすごいと思いましたが、私が惹かれたのは、むしろその手づくりの本でした。
そこから伝わってくる家づくりへの想いや、仕事に対する姿勢に、「私はここで建てたいな」と思うようになったんです。
その後、実際の施工事例を見られる完成見学会にも足を運びました。
近くの建設会社の勉強会に参加したり、住宅会社を紹介してくれるサービスを利用したりもしました。
いろいろな会社を見て、比べてみましたが、それでも最初に感じた気持ちは変わりませんでした。

■最初に感じた印象は、家づくりが始まっても変わらなかった
長坂篤建築研究所さんにお願いした決め手は、たくさんの素敵な施工事例と、一貫した「誠実さ」です。
他の住宅会社さんも、もちろん親身になって話を聞いてくださる方はいました。
ただ、最初はとても良いことを言っていても、途中で急に値引きの話が出たり、「いつまでに契約してください」と急かされたり。
そのたびに、「最初に言っていたことと少し違うな」と感じることがありました。
その点、長坂さんのところは違いました。
最初に見たフリーペーパーから、ホームページ、ブログ、メール、いただいた手づくりの本まで、ずっと一貫して誠実さが伝わってきたんです。
まだ直接お会いする前から感じていた誠実さが、実際に家づくりを始めてからも変わらなかった。
そこが一番大きかったと思います。
こちらがすぐに家を建てられる状況ではないときも、急かされることはありませんでした。
介護をしていた時期も、私たちのペースを待ってくださった。
「契約を取るための営業」という感じがまったくなくて、「いかがですか?」と聞かれて、それで終わる。
その距離感も、私たちには心地よかったですね。
家づくりが進んでからも、予算のことやプランのことなど、都合の悪いこともきちんと伝えてくれる。
良いことだけを言うのではなく、「それはやめたほうがいい」と言うべきところでは、きちんと言ってくれる。
最初に感じた「誠実さ」が、打ち合わせから設計、工事、完成まで、ずっと変わらなかった。
だからこそ、安心してお任せすることができたのだと思います。

■間取りは、これからの暮らしから考えました
間取りについては、実は最初からかなり具体的なイメージがありました。
これまでの人生の中で経験してきたことを、家づくりに反映したかったからです。
自分自身の病気。
父や母の介護。
そして、これから先、自分の体が思うように動かなくなったときのこと。
「今はできるけれど、10年後にはできなくなるかもしれない」
そんなことまで考えながら、間取りを考えました。
たとえば、将来車椅子を使うことになったときにも困らない動線。
トイレまでの距離。
寝室や水まわりの位置。
日々の生活の中で、できるだけ歩き回らなくても済むこと。
そうしたことは、インスタグラムやYouTubeで見つけたアイデアではなく、実際に介護を経験したからこそ出てきたリアルな要望でした。
以前の家での暮らしも参考になっています。
家族が自然とダイニングテーブルの周りに集まっていた経験から、「ここに座ったまま、何でも手が届くような暮らしがいい」と考えていました。
それが、今の住まいの原点になっています。

■「やりたいこと」を整理して、本当に必要なものを残してくれた
家づくりでは、やりたいことをかなりたくさん伝えました。
コックピットのようなキッチンがほしい。
パントリーがほしい。
ランドリールームがほしい。
収納もたくさんほしい。
インスタグラムやYouTubeを見て、「これがいい」「あれもいい」と、どんどん希望が増えていきました。
ふくらみすぎた希望を、長坂さんは、しっかり交通整理してくれました。
たとえば、私は無垢の床にしたいと思っていました。
でも、きれいに掃除しておきたい、できるだけ汚したくないという私の性格を見て、「無垢はやめたほうがいいと思います」と言われました。
普通なら、無垢材をすすめてくる会社も多いと思います。
でも、私たちの暮らし方を考えたうえで、あえて「やめたほうがいい」と提案してくれた。
今思うと、それが本当にありがたかったです。
私が「こうしたい」と希望を伝える。
それを長坂さんが一つひとつ整理して、予算や暮らし方に合わせてまとめてくれる。
そうやって希望の角を少しずつ取っていきながら、本当に必要なものだけを残してくれた。
だからこそ、無理のない、私たちにちょうどいい家になったのだと思います。

■完成した家は、「何もしなくても片付く家」になりました
実際に暮らしてみて、一番驚いているのは、動線の良さです。
本当に、完璧です。
たとえば、買い物から帰ってきたら、玄関からパントリー、冷蔵庫へと自然につながっていく。
買い物カゴをワゴンに載せて、そのまま移動するだけで、買ってきたものをすべて片付けられます。
途中で荷物を床に置く必要もない。
買い物袋がリビングに置きっぱなしになることもない。
気がつけば、全部片付いています。
玄関から見たときに、靴や生活用品が目に入らないように計画されているのもお気に入りです。
「どこに収納があるの?」と思われるくらい、生活感を上手に隠せる。
でも、実際には必要なものがすべて手の届くところにある。
それが私たちの理想でした。


■「何もしなくてもきれい」は、本当に実現しました
家づくりをするとき、「何もできなくなるかもしれないから、そういう家にしたい」と話していました。
そして今、その理想が本当に実現しています。
朝5時にロボット掃除機を動かして、上の階は7時。
それだけで、掃除機をかける必要がほとんどありません。
拭き掃除も毎日しているわけではありません。
それなのに、家の中にほこりがほとんどないんです。
以前の家では、朝起きて振り向くと、もうほこりが見えるような状態でした。
今は、友人が来ても「どうしてこんなにほこりがないの?」と言われるくらい。
家事を頑張っているわけではありません。
機械がやってくれるからです。
洗濯も、乾燥まで一気にできる。
朝から洗濯物を入れておけば、あとはほとんど何もしなくていい。
ランドリールームも、本当に作ってよかったと思っています。
家事を「誰がやるか」と考える場面そのものが減りました。
機械に任せられることは任せる。
人がやらなければならないことを、できるだけ減らす。
それだけで、暮らしがすごく楽になります。
家事が「重荷」にならないんです。


■一番のお気に入りは、やっぱりコックピットキッチン
この家で一番好きな場所を聞かれたら、やっぱりここです。
キッチンとダイニングが一体になった、この場所。
座ったまま、何でも手が届くんです。
食器も、飲み物も、文房具も、化粧道具も。
ご飯を作って、振り向けばすぐに食器が取れる。
何かをするたびに立ち上がる必要もありません。
そして、私と娘は、いつもこの位置関係で過ごしています。
私がキッチンに立って、娘がカウンターに座る。
それぞれ別のことをしていても、自然と同じ場所にいられるんです。
わざわざ向かい合って話をしているわけではないけれど、気がつけばいつも近くにいる。
そんな距離感が、私たちにはちょうどいいんです。
以前の家では、何かをするたびに立ち上がったり、別の場所まで取りに行ったりすることもありました。
今は、必要なものがすぐ手の届くところにある。
だから、暮らしの動作が一つひとつスムーズになりました。
「生活感を出したくない」と特別に考えていたわけではありません。
でも、必要なものをすべて手の届く範囲に収めながら、外からは生活感が見えない。
私にとっては、大成功の場所です。


■収納は、家づくりの最初に考えておくべき
実際に暮らしてみて、収納計画の大切さも実感しました。
何をどこにしまうのか。
どれくらいの量を持っているのか。
そこまで考えておくことが、本当に大事だと思います。
私たちも、棚を作りすぎたり、棚板の高さを失敗したり、いろいろありました。
でも、最初から収納するものを具体的に考えていたので、暮らし始めてから大きく困ることはありませんでした。
むしろ、収納を造作で全部作り込まなかったことが良かったと思っています。
無印良品やIKEAなどの収納用品を使いながら、暮らし方が変わったら自由に変えられる。
「今はこれが必要だけど、10年後にはいらないかもしれない」
そんなことも考えて、あえて余白を残しておく。
長坂さんからも、「後から変えられないものにお金をかけすぎないほうがいい」とアドバイスをもらいました。
実際に暮らしてみると、その意味がよく分かります。



■これからの人生を考えたら、「椅子の暮らし」がちょうどよかった
私たちの家には、畳の部屋がありません。
以前は、畳の生活も当たり前でした。
でも、介護を経験して感じたのは、年齢を重ねるほど、床から立ち上がることが大変になるということ。
自分自身も、床に布団を敷いて寝たときに、起き上がるのが大変だと感じた経験があります。
「10年後、20年後の自分はどうだろう」
そう考えたとき、畳よりも椅子やベッドの生活のほうが、ずっと暮らしやすいと思いました。
今は、眠くなったらソファーベッドでそのまま横になる。
必要なときにはベッドとして使える。
無理に床で生活しなくてもいい。
今の自分にとって、そしてこれからの自分にとって、ちょうどいい暮らし方になっています。

■完成して2カ月。今も「モデルハウスみたい」と言われます
正直、住み始めたらすぐに物であふれてしまうと思っていました。
でも、今も完成見学会をしたときと、ほとんど変わっていません。
友人からは「モデルハウスみたい」「ショールームみたい」と言われます。
特別に高価な家具を使っているわけでもありません。
IKEAや無印良品のものもたくさんあります。
でも、必要なものが必要な場所に収まるように計画されているから、自然と片付くんです。
「早く友達を呼ばないと、生活感が出てしまうかも」と思っていたのに、そんな心配は必要ありませんでした。
むしろ今は、友人に見てもらいたいと思える家になりました。
外観も「かっこいい家だね」と言ってもらえることが多いです。
でも、中に入るとさらに驚かれる。
生活感はきちんと隠しながら、暮らしやすさはしっかりと確保されている。
そんな住まいになったことが嬉しいですね。


■予算のことも、最後まで誠実に向き合ってくれました
家づくりの途中では、さまざまな物価上昇や追加工事などもありました。
正直、最終的には当初の予算をかなり超えるのではないかと思っていました。
「もしかしたら、予算の1.5倍くらいになってしまうのでは?」
そんな覚悟もしていました。
だから、最終見積もりを聞くときは、少し緊張していたんです。
でも、実際に出てきた金額を見て、「えっ、本当にこの金額でいいんですか?」と思いました。
もちろん、当初の予算から多少はオーバーしていました。
でも、私たちが想像していたほどではなかった。
そのとき、長坂さんがものすごく言いにくそうに説明してくれたことも、今では印象に残っています。
値上がりしたことを隠さず、どこが原因なのかをきちんと説明してくれる。
「本当はもっと予算を取れる」と思えば、いくらでも上げることはできたと思います。
でも、最後まで予算を意識して、私たちの希望をできる限り叶えながらまとめてくれた。
家づくりを振り返ってみても、最初に感じた印象と、実際に家づくりを進めてからの印象は変わりませんでした。


■家づくりは、「楽しんでほしい」
これから家づくりをする方に伝えたいのは、とにかく楽しんでほしいということです。
家づくりは、現実的な問題にもたくさんぶつかります。
予算のこと。
土地のこと。
間取りのこと。
決めなければいけないことも、本当にたくさんあります。
でも、私たちは家づくりが本当に楽しかった。
インスタグラムを見たり、YouTubeを見たり、ノートに「こんな家にしたい」と書いたり。
「これをやりたい」と伝えると、長坂さんが困った顔をしながらも、頭から否定することはありませんでした。
「それは無理です」と言うのではなく、
「こうしたらどうでしょう」
「こういう方法もありますよ」
と、必ず別の道を考えてくれる。
家づくりの打ち合わせが終わった帰り道に、「今日、すごく困ってたよね(笑)」と話すこともありました。
でも、その時間も含めて、本当に楽しかったんです。
家が完成したときは、嬉しい反面、
家づくりが終了してしまう。長坂さんとの打ち合わせが終わってしまう。という寂しさもありました。
それくらい、私たちにとって家づくりそのものが楽しい時間だったんだと思います。


■「この家を建てて、本当によかった」
家づくりを終えた今、改めて思うのは、これからの人生に必要な家を建てることができたということです。
モデルハウス・ショールームのような空間にいながら、
何もしなくても片付く。
掃除や洗濯に追われない。
必要なものはすぐ手に届く。
年齢を重ねても暮らしやすい。
それぞれが自分の時間を過ごしながらも、自然と同じ場所にいられる。
そんな暮らしが実現しました。
最初は、「こんなにわがままを言って大丈夫かな」と思うこともありました。
でも、やりたいことを全部伝えて、それを一つひとつ受け止めてもらいながら、本当に必要なものを一緒に選んでいく。
その積み重ねが、今の暮らしにつながっていると思います。
思ったことをそのまま口にする私たちですが、1年以上ご一緒させていただきましたが、「なにこの人!」ていうことが、ほんとうに一度もなかったんです。
家づくりは、完成した家だけがすべてではありません。
その過程も含めて、私たちにとっては大切な思い出です。
これから家を建てる方には、ぜひいろいろな会社を見て、比べてほしいと思います。
比べてみないと分からないことも、きっとあるから。
そのうえで、「ここで建てたい」と思える会社と出会えたら、家づくりはきっと楽しいものになると思います。
私たちにとっては、それが長坂篤建築研究所でした。
最初に知ったときから、家が完成するまで。
ずっと変わらず、一貫して誠実に向き合ってもらえたこと。
それが、この家を建てて本当によかったと思える理由のひとつです。



K様からサプライズでいただいた工事途中を記録した素敵なコラージュアート。






0565-28-6613
